肺がん闘病記―転移と治療の始まり
   検診や治療、手術、転移などの肺がん闘病記
 

 闘病記―末期肺がん

ガン治療に最も効果的な食事法

末期肺がんの闘病記を読んでいて感じることは、人間は期限が定められないと人生を存分に燃焼できないものだということです。時間はたくさんあったはずなのに、死期が迫ってから慌てて残りの人生でこれまで遣り残したことを解消しようとすることは珍しくありません。もしかしたら末期肺がんになって初めて、自分の人生と向き合うことになるのかもしれません。

皮肉なことですが、人間は生きている間の大部分を毎日の細々としたことに追われて過ごし、もう終わりが見えてきたところでようやく総決算を始めるのです。そのきっかけの一つが末期肺がんであることが闘病記からも読み取れます。治療をしても根治が望めず、後は痛み止めや余命を伸ばすことが治療の目的となった頃になって、切実さを胸に抱くというのは遅すぎるようにも感じますが、人間の本質を映し出しているとも考えられます。

タイミングを嘆くよりも、末期肺がんでもまだ動けるうちに思い残しのないように過ごすことこそ、生活の質を高めることではないでしょうか?医療は健康に資するために存在していますが、もはや根治が望めない状態にある患者さんに対しては、精一杯生き抜くための手助けを行うという意味も持っているはずです。人間の価値は生きた年数によって決まるものではありません。どれだけ濃い生活を送ることができたかによって判断されるべきです。末期肺がんとなってから、どのような立ち振る舞いができるかによって、その価値が決まります。

 余命

ガン治療に最も効果的な食事法

症状が進行すると、肺がんによって余命が圧迫されてしまう状況が生まれます。末期症状になると、希望を持つことも大切ですが、現実と向き合うことから逃げるわけにもいきません。すでに残された時間がわずかなら、その間にできることを検討しなくてはならないからです。

現実問題として、一人の人間が亡くなれば周囲の人に大きな波紋を及ぼします。余命が限られた状態であれば、そうしたことに配慮しておくことも必要になります。闘病生活を支えてくれた家族を中心に、これからのことを託しておかなくてはなりません。

数ある癌の中でも、肺がんは死亡率が高く、大腸がんや子宮がんのように治癒できる可能性が高いものではありません。難治癌の代表格とされるすい臓がんほどではありませんが、決して生存率が高いものではないのです。早期に発見できれば助かる見込みは大きいものの、末期になってしまえば有効な治療法がなくなってしまいます。

たとえ余命がわずかだとしても、最期まで希望は捨てないで下さい。専門医の予想を覆すほどの回復を見せた方や、当初予想されていた生存期間を大幅に上回る方がいるのも事実です。また、抗がん剤や放射線治療、鎮痛剤によって痛みを緩和し、快適な状態で生きていけるようになっていますので、痛みがある場合には遠慮しないで医師に相談してください。

末期肺がんで余命が迫っている状態でも、苦痛が激しい場合と、穏やかに過ごせる場合があり、症状の現われ方は人それぞれです。転移した部位によっても異なりますので、一概には言えませんが、ある程度は医師によってコントロールすることもできますので、一人で抱え込まないで下さい。

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